ビニール袋とポリ(エチレン)袋の違いを皆様はご存じですか? 両者は似て全く違うものです…とはいってもここで難しい事を言いたいわけではありません。
よく各メディアで、レジ袋を指しながら「ビニール袋」ということがあります。 しかし、それは間違いであることが多く、レジ袋のほとんど全て「ポリ袋」です。
「ビニール」とは正しくは「塩化ビニール」といい、よくビニール傘や農家のビニールハウスといった物で目にする事があるかと思います。 これらは、焼却時に温暖化ガスを発生する分子配列です。 しかし、ポリ袋は焼却時に温暖化ガスが発生しません。
色々な部分で目にする事があるポリ袋の包装に少しでも目を向けて頂ければ、大抵「有毒ガスは発生しません」や「温暖化ガスは発生しません」という文言が入っています。
ここに挙げた「ビニール袋とポリ袋」や「ガムテープとクラフト・布テープ」どちらも似て非なるものなのです。 また製品の名前から「紙マスク」が「紙」で出来ていると思われることもあります。紙製のものも有りますが、ほとんどがポリエチレン繊維で出来ている「不織布」という素材製なのです。
弊社の主張として、「レジ袋を始めとしたポリ袋の削減はエコである」といった誤った知識の刷り込みは遺憾の意を唱えます。
ポリエチレンは、「再生原料」という形で、リサイクル可能な素材です。
エコというのであれば、レジ袋削減よりも車両から排出されるガスの抑制策や、プラスチック品の規制の方がよっぽど効果が短期間に現れる筈です。
身の回りの必需品であり、弊社の主要な扱い品目である「ポリエチレン袋」という物がどういうものなのかという事を皆様に正しく知って頂きたいと思っています。